鮭スぺアレ版「マクベス」12月東京公演、2月横浜TPAM

こちらへ書くのが大分おそくなりましたが、12月と2月、鮭スぺアレの「マクベス」に馬頭琴で参加しました。

もともと演劇は大好きで、90年代小劇場ブームの頃は劇団の主宰・演出・役者をしていたこともあり(ここに記録があります。)稽古場や劇場での作業は大変なことも含め、楽しいものでした。

コンテンポラリー能と音楽の生演奏。劇団のそれぞれの役者さんたちの魅力や、スタッフワークのすばらしさもあり、好評だったようです。

音楽はハープ、バイオリン、尺八とのアンサンブルで馬頭琴を演奏(音楽担当の五十部氏も演奏に参加)。五十部氏作曲の西洋音楽的な素晴らしい楽曲と、ヴァイオリンや尺八、ハープのそれぞれの楽器の特性を感じられるメンバーの即興的演奏もとりいれ、モンゴル音楽的モチーフも使用。

馬頭琴はずっと舞台にいる設定の中、調弦が難しく、照明や様々な要因で変わる楽器の音程をずっと気にしていました(作曲家・音楽メンバーに曲の調性などで工夫・協力していただき、本番を終えました)。私の持っている中で一番調弦しやすい馬頭琴が丁度9月のアスタナへ行く飛行機で大破してしまい、新しい楽器での演奏でしたので、無事終わってホッとしました。新しい楽器もそうやって一緒に本番を過ごしていくうちに、慣れた馬のようにコミュニケーションがとれることになるでしょう。

観て下さった皆さん、劇団やスタッフなど公演の関係者の皆さん、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。


以下記録です。

◆◆鮭スぺアレ版「マクベス」◆◆

作/ウィリアム・シェイクスピア 訳/坪内逍遥

構成・演出/中込遊里 音楽/五十部裕明


◆東京公演◆

2018年12月14日(金) 15:00(公開ゲネプロ)/19:30

15日(土) 14:00✩/18:00

16日(日) 14:00✩/18:00

17日(月)14:00✩

☆・・・終演後バックステージツアーあり。

会場

北千住BUoY

出演

清水いつ鹿

上埜すみれ

宮川麻理子

中込遊里

喜田ゆかり

箕浦妃紗

⻘田夏海

若尾颯太

演奏

バイオリン/中條日菜子

尺八/酒井将義

ハープ/横濱りい子

馬頭琴/フルハシユミコ

スタッフ

振付/片ひとみ

ドラマトゥルク/宮川麻理子

美術/北山聖子・樋口真惟子

衣装/清水いつ鹿

照明/植村真

宣伝美術/有布

舞台監督/林周一 (風煉ダンス)

制作/鮭スペアレ制作部・田村いろは


◆横浜TPAM参加公演◆

2018年2月9日(土)19:00(公開ゲネプロ)・10日(日)11:00/15:00/18:00

場所

岩崎博物館・山手ゲーテ座

出演

マクベス/ 清水いつ鹿

マクベス夫人/ 宮川麻理子

バンクヲー・ウタイ/ 喜田ゆかり

フリーアンス・妖の1・ウタイ/ 相沢葵(Theatre Ort)

ダンカン王・マルコム・ウタイ/ 若尾颯太

マクダッフ・刺客1・ウタイ/ 上埜すみれ

ロッス・刺客2・妖の2・ウタイ/ 青田夏海

アンガス・刺客3・妖の3・ウタイ/ 箕浦妃紗

魔女ヘカチー・ウタイ/ 中込遊里

尺八/ 酒井将義

ハープ/ 横濱りい子

馬頭琴/ フルハシユミコ

電子楽器・他/ 五十部裕明

スタッフ

振付/ 片ひとみ

ドラマトゥルク/ 宮川麻理子

美術/ 北山聖子・樋口真惟子

衣装/ 清水いつ鹿・箕浦妃紗

照明/ 植村真

舞台監督/ 林周一(風煉ダンス)

宣伝美術 /有布

写真撮影/ 木村護

制作/ 鮭スペアレ制作部・田村いろは

クレジット

主催/鮭スペアレ(TPAM in横浜2019フリンジ参加作品)

協力/たちかわ創造舎・風煉ダンス



<東京公演@北千住BUoy>

<横浜TPAM参加公演@岩崎博物館ゲーテ座>

フルハシユミコ Yumiko Furuhashi 心の中に、馬頭琴でしか表現できない場所がある。

日本唯一のシンガーソングバトキ(馬頭琴)ニスト。 シンガーソングライター&馬頭琴奏者。 「聴く人の心にとどく音楽を」との想いから、 モンゴルの民族楽器・馬頭琴やオルティンドー(モンゴル長唄)などのモンゴル音楽と、 「都会に生きる孤独と力強さを表現する」と評された日本語のオリジナル曲を演奏。 アメリカの楽器アパラチアン・ダルシマーもお気に入り。